お肉はしっかり火を通してから食べましょう
更新日:令和5年7月6日更新
牛・豚の肝臓(レバー)や豚肉(内臓を含む)を生食用として、販売・提供することは禁止されています。
また、生食用として販売される牛肉(内臓を除く)には規格基準が設けられています。生食用ではない牛肉を生で食べてはいけません。
鶏肉についても、生や加熱不十分な鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒が多発しています。鶏肉も中心まで十分加熱しましょう。
新鮮なお肉でも生で食べられないの?
家畜(牛、豚、鶏など)や野生鳥獣(イノシシ、鹿など)の肉や内臓には、食中毒の原因となる細菌(特に、腸管出血性大腸菌、サルモネラ、カンピロバクターなど)が付着しています。また、これらの中には、E型肝炎ウイルスなどの人の健康に悪影響を与えるウイルスや寄生虫に感染しているものがいることがわかっています。
このため、新鮮かどうかに関係なく、お肉や内臓を生や加熱不十分で食べると食中毒にかかり、重症化することもあります。特に、小さい子ども、妊婦、高齢者などの抵抗力の弱い方は、生では食べないように、また、食べさせないようにしましょう。
お肉を美味しく食べるためのポイントは?
多くの細菌やウイルス、寄生虫は熱に弱く、加熱することで死滅します。これらがついたお肉やレバーなどの内臓は、食べるときによく火を通すことが大切です。食中毒の原因となる細菌などがお肉に付いているかどうかは目で見ても、においを嗅いでもわかりません。食べるときは、赤味がなくなることを目安にお肉の中心部までよく加熱してください。
特にひき肉や筋切りした肉、タレなどに漬け込んだ肉を使った料理では、動物の種類にかかわらず、お肉の表面についていた細菌が料理の内部まで入ってしまっています。中心部までしっかり火を通すようにしましょう。
レバーも、内部まで細菌が入り込んでいることがあります。生で食べずに、中心部の赤みがなくなるまでしっかり火を通しましょう。
飲食店やBBQでも注意!!
飲食店やバーベキューなどで、自分で肉を焼きながら食べる場合は火加減が難しく、生焼けになることがあります。意識的に中心部まで十分加熱することを心がけましょう。
また、箸やトングなどの食器や調理器具を通じて食中毒の原因となる細菌などが口に入ることがあります。
生の肉をつかむ調理器具と、加熱後の食品や料理を取り分けたり、食べたりする時に使う箸は、必ず使い分けましょう。
バーベキューの際の注意点は、こちらにもまとめておりますので、あわせてご覧ください。
バーベキューを楽しむ皆様へ:農林水産省 (maff.go.jp)
バーベキューを楽しむために~お肉はしっかり加熱しましょう~
お肉を美味しく食べるために気を付けたいポイントを動画でご紹介します。
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